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11月12日「小児科医に聞いてみよう~アレルギーについて~」その2

★ぜんそく

アレルギーが原因なのか違うのか、医療者の間でも考え方が二分している。

感染型:繰り返す感染からおきるもの。小学校に入るころには卒業することが多い。
アトピー型:他のアレルギーと一緒に持つことが多い。一般には治りにくい。

目標は苦しい症状を起こさないようにすること。
再発しても気管支を健康に保つことで悪化を食い止められる。

アトピー型はダニ、ほこりが原因がほとんど。掃除が効果的。
布団は週1回でもゆっくりと掃除機をかけるとよい。
床は拭き掃除(クイックルワイパーの類)をしてから掃除機をかけるとより効果的。
ペットは飼わないか、洗うなどして毛が舞わないように心掛ける。


★花粉症

今までの対処療法(抗ヒスタミン、ステロイドなど)だけでなく、舌下減感作療法も出てきたが、まだ治療できる病院は少ない。

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Q&A


Q1:カルシウム補給のため桜海老を薦められたが、アレルギーの心配は?(1歳2ヵ月)
A1:構わない。何歳というくくりはないので、食べさせてみて反応をみてよい。

Q2:インフルエンザの予防接種は集団生活でなければまだ打たなくてよい?(1歳2ヶ月)
A2:必要があれば打つのでもよい。必要=重症化しやすい、なったら困る(受験生・医療者など)、受験生など。6ヶ月から打つことが可能だが、全体の効きとしては6割程度。ただしかかっても重症化しにくいのがメリット。

Q3:歯が上下2本ずつ生えてきて歯ぎしりをする。歯並びへの影響は?
A3:まだ気にしなくてよい。噛む練習をしている側面もあり、使うことで鍛えられている。10本が生えそろってから考えてよい。歯科的には3歳頃までは気にしていない。

Q4:上下2本ずつ歯が生えている。歯磨きはどうすればいい?
A4:(現在行っているとのことで)ガーゼで拭くのでもよい。嫌がらなければ歯磨き(歯ブラシ)を始めてもよい。

Q5:炒り卵を食べさせたら、口の周りが赤くなった。食物アレルギー?
A5:(食べて数分以内の反応ではないとのことで)食べ物そのものの刺激の可能性が高い。急性の反応でないなら軽傷と考えられるので、食べながら治っていく程度の軽いものと考えられる。

Q6:離乳食をたくさん食べるようになった頃からじんましんが出るようになった。小麦製品(うどん・パンなど)のアレルギーの可能性は?(9ヶ月)
A6:食べた直後(30分以内)でなければ、90%以上関係ないので食物制限はしなくてよい。

Q7:背中などに、たまに赤くポツポツができる。翌日には大丈夫なことも。なんらかの病気?
A7:病気かもしれないがそうでないかもしれない。痒がったりしていないのであれば、医療的には特に何もすることがない。

Q8:上の子が水いぼになる。取った方がよい?)(3歳)
A8:水いぼの原因はウイルス。ひっかいた時などに手につき、その手で他の所を触って感染していく。ウイルスの抗体は2~3年でつくので自然に出なくなる。特にとらなくてもよい。

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次回は来年の2月27日(金)
「ワーキングマザーの母乳育児&生活リズム」
講師は東京未来大学准教授の小谷博子氏ほか。
地域交流館(予定) 10:30~12:00
会場が予約出来次第、ホームページ等でお知らせいたします。

小谷先生の大学は保育関係の方も多く、ご自身もワーキングマザー。
ママスタッフにもワーキングマザーや保育士もいますので、復帰後の生活など具体的なお話がきけると思います。
ほぼ全員の参加者が赤ちゃん連れですので、お気軽にお越しください。
お待ちしております。(^^)

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11月12日「小児科医に聞いてみよう~アレルギーについて~」その1

参加者24組(初参加9組)+久山登氏=25組

テーマ「小児科医に聞いてみよう ~アレルギーについて~」

市内の小児科医、久山先生をお迎えして今年度最後の講座。
毎年、同じテーマで行っていますが、いつもたくさんの参加者がお越し下さるので親御さんの関心の高さを感じます。

---以下は講座内容です---


★食物アレルギー全般について

すべてのアレルギー=卵・牛乳・小麦が原因というイメージが強いですが、食物が原因なのは乳児では実は10%程度。
重症型のアナフィラキシーショックを起こす例はまれで、それが原因で亡くなるのは年間1桁。
マスコミがいかに騒いでいるかがよく分かる。

卵、牛乳、小麦などは大きくなるにつれ食べられるケースが多いが、これは少しずつ体に取り込んでいくうちに抗体がついてくるため。
重大な症状については除去から始まるが、軽度の場合には少しずつ食べながら慣れさせるというのが現在の治療方法。

重大な症状…アナフィラキシー
・食べてすぐから30分以内に現れる。
・呼吸器系に症状が出る→強い咳、息苦しい、嘔吐、下痢、顔色が悪くなる、手足が冷たい、脈が速く弱い、ぐったりする

これらの症状の場合はすぐ受診し、医師の指導のもとで除去や管理入院して負荷検査(実際に食べてみる)を行う。
エピペンを常備することになる。

エピペンは本人が打てれば打つが、年齢や症状によってはできないことも。
・施設責任者(先生など)が打っても法的責任は問われない。(守られている)
・健康な(結果的に必要なかった)人に打っても体に害はないほど弱い薬。
・あくまでも病院に搬送するまでのつなぎなので、打つことと同時に救急車を呼ぶ。

離乳食を早く始めると食物アレルギーになりやすいという説は現在では否定されている。
2000年頃にアメリカで言われていたが、離乳食を2~3ヶ月から開始するユダヤ人やメキシコ人にはかえって食物アレルギーが少ない事が分かり、2008年頃にはアメリカでの指導も改訂されている。
日本はネットや医療者の中でも2000年の情報のままで指導する人がいるが、アレルギーの専門家の間では採用されていない。


★じんましん

じんましんは大半が食物が原因ではない。90%は原因不明。
夕方~夜(夜8時前後から。風呂に入る頃)に出ることが多いが、何もしなくても数時間で引く。
疲れや環境の変化で出る場合が多い。

食物が原因のアレルギーの場合は、特定の食べ物を摂って数分~15分以内に出ることがほとんど。
同じ食べ物で何度も繰り返す。


★アトピー性皮膚炎

慢性湿疹とアトピー性湿疹は重なり合うのではっきり区別をつけにくい。

アトピーの診断基準
・痒み、左右対称で顔や手足の関節や身体(胸・お腹・背中)に湿疹が出る。
・慢性(生後2ヶ月から6ヶ月以上)
ただし以上の基準でも慢性湿疹であることも多い。

ステロイドは怖がらず上手に使うことで副作用を少なく良いコンディジョンが作れる。
プロアクティブ療法といって徐々に減らして副作用を少なくする方法もある。

プロアクティブ療法とは…
ステロイドや免疫抑制剤を使用して一旦よくなっても、止めるとまた悪くなる場合がある。
医師の指導のもと完全に炎症がなくなるまで(表皮はツルツル、真皮はつまんでもゴワゴワなし)徐々に減らしながら低量で維持する方法。

このような治療をメインに、痒みを抑えるための抗ヒスタミン薬、生活全般(洋食より和食。肉より魚。夜型や睡眠不足)を見直す。

乳児の肌は70歳と同じくらい乾燥している。
バリアが未熟なので、そこにアレルギー、感染、刺激などが加わってトラブルがおきている。

アトピーを含めた湿疹に関する対策はスキンケアと環境対策。
ただし手間と根気が必要なのでそのことを理解しておく。


★スキンケアのコツ

保湿剤はうっすらテカテカするくらいの量を頻繁に塗る。
女性が化粧を直すときと同じ。
保湿剤は化粧品よりずっと安全。1日10回10年間塗り続けても安全。
冬は保湿効果の高いワセリン(プロペト、サンホワイト)、夏は親水軟膏、ヒルドイド、ビーソフテン、ウレパールが使いやすい。

衣類は皮膚にこすれるので綿100%の方がよい。
(親御さんの服に顔などを擦り付けたりするので、そちらも気を付けるとなおよい)
せっけんは添加物のないものをよく泡立て、手で洗う。
拭くときはこすらない。
ぬるめ(40度以下)のお湯。

保湿剤はお風呂上りだけでなく、食事の前後にも使うとよい。(食べ物の刺激から守る)

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ラクティナクラブ

Author:ラクティナクラブ
ラクティナクラブは、妊婦さんや子育て中のママと赤ちゃんを対象に母乳で楽しく子育てしていく方法を学ぶところです。
参加費は無料!母乳に限らず、育児に関してのいろいろな講座をしていますので、お気軽にご参加くださいね。

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