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5月14日「小児科のかかり方とホームケア」その2

★予防接種について
・Hib、肺炎球菌ワクチンは3歳までの重症細菌感染症をふせいでくれる。症状では他のウィルス感染と見分けがつきにくいので予防接種を受けてあれば抗生剤を使うケースが減る。
・B型肝炎ワクチンは性行為感染症だけでなく、噛む・ひっかくなどでも感染する場合がある。集団生活に入るなら受けておく方がよい。B型肝炎は肝臓がんになり年間4000人が死亡する病気。
・子宮頸がんワクチンは今、国としては積極的にすすめられていないが…。子宮頸がんで年間3500人が死亡しており、それ以外でも病気のための排尿障害など生活に支障が出ている人もたくさんいる事を考えると、医師としては有効性も見過ごせない。


★Q&Aより

Q1:
サイトメガロウィルスについて。集団生活の場に感染した子どもがいる場合は保育者としてはどうしたらいいか。
A1:
妊娠初期に初めて感染するのが危ない。週数が小さいうちにかかると奇形などが出ることも(年間数十人)。週数が上がると危険は少し下がる。
現代の日本は衛生的になりすぎてかからないままの女性が増えたことが問題。逆に妊娠するまでにかかってしまう方がよいと考える。

Q2:
エアコンの設定が分からない。あせもも心配。
A2:
最近の日本は猛暑になりやすい。エアコンは適度に使ってよいと思う。少し汗ばむくらいがよいのでは?
あせもは本人が困っていなければ(ちょっと痒い→少ししたら収まる程度)特に気にしなくてよいのでは。シャワーを浴び、市販薬を使うのでも問題ない。

Q3:
2回の妊娠・出産のたびに風疹検査を受けるが免疫がついていない。そのたびに産後に予防接種をしたが、3回目の妊娠でもついてない可能性はある?
A3:
大人になってからの予防接種の免疫はつきにくい場合も多い。3人目を考えたタイミングで接種しては?
免疫が一番つくのは1歳~就学前。予防接種がこの時期までに多いのはそのため。

Q4:
腸内細菌の話があったが、うちの子はヨーグルトが嫌い。他に何かあるか?
A4:
何が何でもそれを食べさせよう!と思いすぎるのはよくない。食べる機会があるなら選んでは?程度でとらえてもらえば。
(安藤:日本の発酵食品もいいと聞く。糠漬けなどの漬物も善玉菌が含まれているので取り入れてみては)

Q5:
発熱時にお風呂に入れていいのか
A5:
辛くなければ入れてよい。下痢のときなどはお尻周りも洗いたいだろうし。
昔はお風呂が外にあり、「熱いお風呂→外気による湯冷め」が体に負担がかかるためダメだと言われていた。

Q6:
日光に当たらないとくる病になると聞いた。どの位浴びればよいか。
A6:
日光はビタミンDを生成し接種したカルシウムを定着させる働きがある。
実は1日5~10分浴びればよいので、普通に外遊びなどしているなら十分。日焼けは肌には余りよくないが、そういう時は手のひらと足の裏で浴びる方法もある。
(余談ですが、黒人の方が北欧に住むとくる病になりやすい。強い日差しを防ぐ仕組みを持つ人種なので日光の少ない地域に住むとビタミンDが生成されにくい)


★最後に久山先生から
病気を恐れすぎず、予防接種も含めて小さいうちに免疫がつく生活を心がけましょう。
(講座を聞き、実は病院に行く必要性は少ないんですね?とお話下さった参加者の言葉を受け)
そう感じて頂けたのなら、お話に来たかいがあります(^^)
病院にかからないのが一番!
ただこれは育児経験にもよります。親御さんが「不安」と思ったら受診して頂いていいんですよ。その不安を解消するのも小児科医の役目です。


いつも親子の味方になってくれている久山先生。本当に心強いです。
そんな久山先生のお話は7月にも聞けますので、お時間がある方は是非お越しください。

次回は6月11日(水)。地域交流館・会議室1
テーマは「早寝早起き朝ごはん」堅苦しい話ではなく、生活リズム全体で座談会のようにのんびりお話できたらと思っています。(ラクティナクラブ代表:安藤)
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5月14日「小児科のかかり方とホームケア」その1

地域交流館・会議室1
参加者18組(初参加6組)+久山先生=19組


本年度のラクティナクラブ1回目。よろしくお願いします。
久山先生は今年度もお話に来てくださいます。(有難い限りです)


★病気全般について

・「病気にかからなない」を目標にしてはいけない。かかって当然だと思ってください。風邪など大抵の感染症は病院にいかなくても治ります。自然治癒力を信じましょう。
・エアコン生活に慣れすぎて汗のかけない子も増えているのは問題。

・治癒証明の必要な病気が増えたように感じるが、施設側が責任を強く求められる世の中になったため。
・診断技術が発達し、名前のつく病気が増えただけ。昔なら「胃腸炎」でひとまとめだったのがノロやロタだったり、「風邪」もマイコプラズマ、RSなどと判別がつくようになったに過ぎない。昔からある一般的な感染症。
・病名が付き、隔離や衛生をマスコミが騒ぐようになった。

・過剰なリスク回避は集団生活を送るという大切な経験を制約してしまう。ノロやロタなどは症状が治まってから1ヶ月程度はウィルスが排出される。
・大人は無症状や軽症なだけで実はこれらの病気に感染していることも多い。
・感染症はお互い様という気持ちを持つことも必要。

・風邪の一般的な経過は「初期症状(発熱など)」→「鼻水鼻詰まりが残る(鼻が流れ込んできて咳がある場合も)」→治るまで2週間ほど。発熱してすぐ病院を受診しても病気は確定できない事も多く、あまりする事が無いのも事実。
・この流れを知らないと不安で何件も病院にかかる事になってしまう。

・熱は体が病気と闘っている状態。咳、鼻水、下痢、嘔吐は体から悪いものを排出しようとしている症状。小児科ではこれらを止めず、出しやすくする薬が処方されるのが一般的。
市販薬は解熱・咳や鼻水を止めるといった「症状を抑える」薬。症状を抑えて安心させるためのものなので多用しない方がよい。


★一般的な症状別

発熱:
注意する熱は「生後6ヶ月未満」「元気がない」「嘔吐を伴う」「水分を取らない」「意識がおかしい」「けいれんがある」。元気があれば受診は通常の外来時間まで待てる。
Hib、肺炎球菌の予防接種のおかげで重篤な病気は減っている。2回以上接種してあれば緊急性がないものがほとんど。

嘔吐:
脱水が心配でついあげすぎてしまうが、スプーン1~2さじずつの頻回少量で。要求に負けないこと。半日すぎれば大抵の嘔吐は止まる。頻回少量にしているのに繰り返すようなら(腸重積や髄膜炎などの可能性があるので)医療機関を受診。

下痢:
細菌やウィルスを体外の排出すると改善するので、止めない。
食事はおかゆなど消化のいいものから…という指導が一般的だが、最近のアメリカの研究ではむしろ普通食の方が腸粘膜の再生が早いと分かってきた。本人の食べられるものから少しずつでよい。
ただこの指導をする医療機関はまだまだ少ない。

頭部外傷:
まれに4~5日たってから脳内出血を起こすこともあるが、1日様子が変わらなければ大丈夫なのがほとんど。
(先生が診たケースでは)滑り台の上(約2m)から飛び降りて頭を打った子どもが2日後に具合が悪くなり、緊急受診した例はある。
80cm以上の高さから転落したようなら要注意。
20~30cmでも下がコンクリートで頭から直接落ちた場合は注意する。
子どもは体重も軽く頭蓋骨の大泉門が開いていて骨も柔らかいので、大人よりは脳へのダメージが小さい。

じんましん:
原因はほとんど分かっていないが、食物アレルギーは原因ではない。
圧倒的に夕方~夜に出現。特に治療はしなくても収まる。
アナフィラキシーの場合は原因食物摂取15分以内に出現。強い咳、息苦しさ、顔色が悪い、手足が冷たい、脈が弱い、ぐったりするようなら緊急受診。


★抗生剤について
・細菌を殺す薬で、ウィルスには効かない。大部分の感染症はウィルスなので、必要ない場合がほとんどだが、日本は抗生剤の大量消費国。そのため耐性菌の増加が大きな問題になっている。
・乳酸菌・ビフィズス菌など必要な腸内細菌も殺してしまう。腸内細菌が減る=免疫が落ちる。
・普段もそうだが、抗生剤を使用する時は善玉菌も補うようにする。ヨーグルトなどもよい。

Appendix

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ラクティナクラブ

Author:ラクティナクラブ
ラクティナクラブは、妊婦さんや子育て中のママと赤ちゃんを対象に母乳で楽しく子育てしていく方法を学ぶところです。
参加費は無料!母乳に限らず、育児に関してのいろいろな講座をしていますので、お気軽にご参加くださいね。

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