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11月13日「小児科医に聞いてみよう~アレルギーについて~」その3

Q&Aより

Q1
(産院勤務)アレルギー対応のペプチドミルクについては?
A1
母乳であれば基本いらない。アレルギーのため専門病院に紹介しても、実際に使う例はほんの数例(先生の所では年間1-2例)。予防的に使う必要はないと考えている。

Q2
手足がすごく冷たい。靴下や手袋で温めた方がよい?(霜焼け対策)
A2
霜焼けになりやすい人は低血圧、子ども、女性。高血圧になった途端、霜焼けにはならなくなる。
霜焼けになる事に深刻になる必要はない(痛痒いが大きな病気なわけではない)。自分で靴下を脱ぐ場合、本人はそれほど冷たく感じていない=困っていない。

Q3
ここ最近、急に寒くなってきて風邪をひきやすくなった。寝てるときに布団から出てしまうから?
A3
寒さで風邪をひくわけではない。あくまでもウィルスや細菌感染によるもの。
母体からもらう免疫も切れ、たまたま病気にかかりやすい月齢になってきただけのこと。
気温が下がるとウィルスや細菌は繁殖しやすい。また、大人は無症状でウィルスを持っているため、子どもが病気しやすくなる。
病気になることを怖がらないで欲しい。
保育園(集団生活)、ペットの室内飼いの方がアレルギーが出にくいという世界的なデータがある。色々なウィルスや菌にさらされている事で、体が外敵を攻撃するという本来の働きをしているから。

Q4
インフルエンザの予防接種について
A4
インフルエンザの予防接種そのものは50%くらいしか効かない。打ってもかかるが重症化が防げると考える。効きにくいがマイナス面は無いととらえる。
注射より点鼻の方が粘膜を直接ブロックするので効くが、日本ではまだ。
予防接種自体は母乳、妊婦とも影響はないので安心して打ってもらってよい。

Q5
ロタ、B型肝炎の予防接種について
A5
ロタは9割に効果あり。型はたくさんあるが、メインのものと似ているので少し外れていても効く。初回感染が1番重いので、出来るだけ早く打つほうがよい。
実は大人もかかっているが「ちょっとお腹がゆるい風邪」という程度で終わっているだけ。
B型肝炎はおすすめしたい。もしかかると大人になって肝硬変になるため。9割以上の効果がある。
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11月13日「小児科医に聞いてみよう~アレルギーについて~」その2

3、慢性湿疹とアトピー性皮膚炎
慢性湿疹とアトピーはどちらも重なり合う皮膚の病気なので、大変区別がつけにくい。
また、皮膚の病気はそれ以外にも接触性皮膚炎、疥癬などたくさんある。
赤ちゃんの肌は70歳代と同じくらい乾燥していて、トラブルが起きやすい。

以前はアトピー性皮膚炎と食物アレルギーは結び付けられていたが、現在は原因のひとつに過ぎないというのが専門家の一致した説。

ステロイドは使わないほうがよいと思われる人もいるが、上手に使うことで副作用を少なくし良いコンディションを作ることができる。徐々に減らしていくプロアクティブ療法という方法もある。

肌の治療は3本柱。
●スキンケア
保湿剤はうっすらテカテカになる量を塗る。1日10回でも。保育園や幼稚園でも取れたら塗ってもらうよう頼むとなおよい。医療機関で大目に処方してもらい、園に預ける。冬はプロペト(市販なら白色ワセリン)、夏はべとつきの少ないものなど。
●環境
肌が擦れやすいところは木綿など。こまめのシャワーと衣類交換で汚れや汗をとる。せっけんは添加物がないものをよく泡立て、タオルではなく手で洗う。お風呂はぬるめ(40度以下)。爪は切ってやすりを使う。髪は毛先が顔に当たらないよう短くしたり結ぶ。よだれも刺激になるので授乳や食事前後に保湿剤をたっぷり塗る。
●抗炎症外用療法
ステロイド、プロトピック軟膏、プロアクティブ療法、補充療法など。

スキンケアは悪くなったものを良くする効果はなく手間と根気が必要で面倒くさいが、続けると効果がある。毎日の地道な管理で大きくなり肌が成熟するのを待つことで半分以上がよくなる。


4、気管支喘息
診断は一度ではつかず、3回以上繰り返すようなら診断をつける専門家が多い。
アレルギーだけが原因ではない。アトピー型(検査で陽性)と風邪の際に一時的になる感染型(陰性)に分かれるが、検査と状況が一致しない場合も多いため、検査は参考程度。

アトピー型のほとんどはダニとホコリに陽性。
掃除は薬1つ分の効果があるが半年くらいかかる。
布団の掃除は一番大切。週1回でも掃除機をかけると違う。
床掃除は拭き掃除(クイックルワイパーなど)をしてから掃除機をかけるとホコリが舞い上がらなくてよい。
ペットは飼わないか、洗って毛が舞わないよう心がける。

5、花粉症
日本人の3~4人に1人。おそらく一番高い罹患率の高い病気。高血圧患者(国内に約1万人)と同じくらい。
先進国に多く途上国に少ない。その国それぞれの花粉症がある。
現在の治療のほか、注目されているのは減感作療法(軽度な食物アレルギー治療と同じ「摂取して治していく」方法)。ヨーロッパではこの方法が中心。
国内では日本医科大付属病院が先行して行っているが、千葉大と共同研究しているので、日本医大と千葉大が中心となり、今後はこの治療方法が主流になるのではと考えられる。

11月13日「小児科医に聞いてみよう~アレルギーについて~」その1

中央駅前地域交流館 会議室1にて

参加者25組(うち初参加10組)+久山先生=26組


お話は資料も取り入れつつ、補足部分をこちらに掲載します。
資料そのものはサイトに掲載予定です。


1、食物アレルギー
乳児10%→幼児5%→学童期になると1~3%。大きくなるにつれ卒業していく。
なぜか?
少しずつ食べる機会をもつことで耐性がついていくから。(軽度の場合のみ
極端な食物制限をしていると、いつまでたっても卒業できない。
出来るだけ頻繁に食べるくらいの気持ちでいる方が、卒業が早い。乳児の時に食物アレルギーがあっても、小学校入学時には7~8割が卒業する。

軽度な場合は食べて治していく(減感作療法)、という考え方は2008年頃からアメリカで言われるようになったが、日本での指導はまだこれから。

食物アレルギーの診断は親でもできる。
即時型は食べて数分~15分で症状が出る。時間とタイミングがポイント。医療機関で相談する際には大切な情報。
血液検査は小さい子ほど出ないうえ、症状と数値が一致しない事も多いので参考程度。

アナフィラキシーが学校で起こったのは2012年で300人程度。命に別状があるのはわずかで年間数人。
アナフィラキシーで一番多いのはスズメバチによるもので年間数十人。
食物アレルギーに関してマスコミが大きく取り上げすぎているため、怖い印象を持ってしまう。

アナフィラキシーの場合はエピペン(自己注射)を使用する。
飲み薬は飲んでから効くまで20~30分かかるため、間に合わない。
結果的に必要なかった人に打っても身体には問題ない。
エピペンに関して理解のある施設と、怖がって入園を断る施設の2極化しつつあるのが現状。

※制限するか食べて治すのかは、小児のアレルギーの専門家の下、正しい指導を受けましょう。


2、じんましん
ほとんどは食物と関係がない。原因不明が90%なので、検査を行う必要もない。
特定の食べ物を摂取し、15分以内にじんましんやアナフィラキシーが出たときは食物アレルギー原因の可能性もある。

Appendix

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ラクティナクラブ

Author:ラクティナクラブ
ラクティナクラブは、妊婦さんや子育て中のママと赤ちゃんを対象に母乳で楽しく子育てしていく方法を学ぶところです。
参加費は無料!母乳に限らず、育児に関してのいろいろな講座をしていますので、お気軽にご参加くださいね。

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